5月20日は何の日?
5月20日は、東京港開港記念日、ローマ字の日、成田空港開港記念日、森林の日(もりのひ)などがあります。
いろいろな記念日を知ることで、雑学力を高めましょう!
東京港開港記念日
東京港開港記念日は、1941年(昭和16年)5月20日、芝浦埠頭・竹芝埠頭が完成し、東京港が国際貿易港として開港の指定を受けたことを記念して東京都が制定した。
1931年(昭和6年)に勃発した満州事変以降、軍需拡大とともに中国大陸への物流が盛んになり、東京港の貨物取扱量が増加した。その中で次第に国際貿易港として東京港の開港を求める声が高まり、1941年(昭和16年)に開港が実現した。
現在、東京港は日本の主要な国際貿易港(日本五大港)の一つである。日本五大港とは、国土交通省が日本の主要5港としている、東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港の5つの港である。
ローマ字の日
ローマ字の日は、1955年(昭和30年)に財団法人「日本のローマ字社」が制定した記念日。
5月20日は、1922年(大正11年)5月20日に社団法人「日本のローマ字会」が創設されたことと、日本式ローマ字つづりの発案者で、ローマ字国字論を展開した地球物理学者・田中舘愛橘(1856~1952年)の1952年(昭和27年)5月21日の命日にちなみ、切りのよい20日を記念日とした。
日本で最初にローマ字が使用されたのはポルトガル人が来日した室町時代で、彼らが日本語の発音を表記する際にラテン文字が使用されたが、ラテン文字が古代ローマで用いられていたことから日本では「ローマ字」と呼ばれるようになった。
昭和に入り日本人が使いやすいよう工夫され現在の形に定められた。
成田空港開港記念日
成田空港開港記念日は、1978年(昭和53年)5月20日、千葉県成田市に「新東京国際空港」(現:成田国際空港)が開港したことに由来する記念日。
当初は土地買収に伴う移転や騒音問題などにより、地元住民からの強い反発があり反対運動が展開された。この反対派と機動隊との間で激突が生じ、死者が出る騒動も起きた。
また開港日の4日前に反対派ゲリラが突入して管制塔の機器が破壊され、開港がこの日まで延期される事件も起きた。
2004年(平成16年)4月1日に民営化されたことに伴い、空港の正式名称は「新東京国際空港」から「成田国際空港」に改称された。一般的には「成田空港」と呼ばれることが多い。(空港コードは「NRT」)
日本最大の国際拠点空港である。
森林の日(もりのひ)
森林の日(もりのひ)は、岐阜県美並村など、村名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した「美し村(うましさと)連邦」が制定した記念日。
1989年(平成元年)、村名の頭に「美」がつく全国10村が「全国美しい村サミット」を開いて交流を深め、1999年(平成11年)に「美し村連邦」を発足させ、豊かな自然の保護や過疎、高齢化対策をテーマに活動を行っていた。
10村は、岐阜県美並村、茨城県美和村、茨城県美浦村、長野県美麻村、三重県美里村、三重県美杉村、和歌山県美山村、岡山県美甘村、徳島県美郷村、愛媛県美川村である。
しかし、平成の大合併により、茨城県美浦村以外の9村が消滅することから、2003年(平成15年)10月3日に茨城県美和村で最後の会議が開かれ、「美し村連邦」は解散している。
最後に
この他にも様々な記念日が制定されているので、気になる記念日を探してみても楽しいかも知れませんね。
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