1月11日は何の日?
1月11日は、鏡開き、塩の日、樽酒の日、イラストレーションの日などがあります。
いろいろな記念日を知ることで、雑学力を高めましょう!
鏡開き
鏡開きは、1月11日に神(年神)や仏にお供えしていた鏡餅を下ろして、無病息災を願って食べる行事のこと。
刃物で餅を切るのは切腹を連想させるので、包丁は使わず木槌で叩いて割るが、「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が使われている。鏡は円満を、開くは末広がりを意味する。
開かれた鏡餅は、汁粉・雑煮、かき餅(あられ)などで食されることも多い。
塩の日
塩の日は、1569年(永禄11年)の1月11日、越後の武将・上杉謙信が、交戦中の武田信玄の領民に、今川氏によって塩を絶たれていることを知り、越後の塩を送った日に由来する。
この出来事が「敵に塩を送る」という言葉の元となっており、争っている相手が苦しんでいる時に、争いの本質ではない分野については敵の弱みにつけこまず、逆に援助を与えその苦境から救う例えとなっている。
長野県松本市では、毎年この日に開催されるあめ市で、上杉軍と武田軍に分かれて戦う綱引き『塩取合戦』が行われる。
樽酒の日
樽酒の日は、鏡餅を開く「鏡開き」の日であるが、樽酒の蓋を割って開けることも「鏡開き」ということから、奈良県に本拠を置く長龍酒造株式会社が2009年(平成21年)に制定した。
鏡餅・樽酒どちらの「鏡開き」も、健康幸福を祈願し、願いを成就するよう祈り行なわれる行事である。
樽の酒(御神酒)を酌み交す風習を、日本の文化として次の世代に伝えて広げようと制定された日。
ちなみに、酒屋さんでは酒樽の上蓋のことを鏡と呼ぶ。
イラストレーションの日
イラストレーションの日は、英単語「illustration」(イラストレーション)の頭3文字「ill」(アイ・エル・エル)が1が3つ並んでいるように見えることから、1月11日となっている。
兵庫県神戸市に事務局を置き、イラストレーション業界の発展を目指す協同組合日本イラストレーション協会が制定した。
記念日は2019年(平成31年)に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された。
さまざまなシーンにおけるイラストレーションの役割とその価値について再確認し、イラストレーションに関わるすべての人が記念日を活用して業界を盛り上げていくことが目的。
最後に
この他にも様々な記念日が制定されているので、気になる記念日を探してみても楽しいかも知れませんね。
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