1月2日は何の日?
1月2日は、初夢の日、皇居の一般参賀、月ロケットの日、初荷などがあります。
いろいろな記念日を知ることで、雑学力を高めましょう!
初夢の日
初夢の日は、現代では元日から2日までの3日間で見る夢を「初夢」というが、江戸時代前期は12月31日~1月1日は眠らない風習があったため、新年初めて寝る1月2日に設定されたと伝えられている。
初夢によってその年の吉凶を占う風習があり、縁起の良いものとして「一富士、二鷹、三茄子」のことわざがある。
昔はよい夢を見るために枕の下に宝船の絵を敷いて寝る人も多く、商人が絵を売り歩いたといわれる。
この「一富士、二鷹、三茄子」は、徳川家康の出身地駿河の名物との説もある。
皇居の一般参賀
皇居の一般参賀(新年一般参賀)は、天皇陛下ほか皇族の方々が、皇居宮殿の長和殿(ちょうわでん)ベランダで国民の参賀に応える行事。
1969年(昭和44年)1月2日、ベランダにいた昭和天皇に対しパチンコ玉を撃った「昭和天皇パチンコ狙撃事件」などもあり、長和殿ベランダに防弾ガラスを設け、ガラスの向こうから天皇・皇后を始め成年皇族が参加するようになり、民衆は長和殿前の庭で日の丸の小旗を振りながら皇族を迎えるようになった。
月ロケットの日
月ロケットの日は、1959年(昭和34年)に、当時のソビエト連邦が世界で初めて月ロケット「ルーニク(ルナ)1号」の打ち上げに成功した。
ルーニク1号は、月から6500kmの距離を通過し、月面を観測した後、地球と火星の間を公転する軌道に乗り、人類史上初の「人工惑星」となった。この成果は、その後の宇宙探査技術の発展に寄与した。
月ロケットの日は、この歴史的な出来事を記念し、後世にその価値を伝えるための記念日。
ソビエト連邦は1957年(昭和32年)のスプートニク1号打ち上げ以来、宇宙開発を積極的に進めていた。
宇宙開発競争の一環として、月を目標にし、1958年(昭和33年)以降は月に探査機を着陸・衝突させることを目的とした「ルナ計画」を行っていた。
アメリカとソビエト連邦の間で繰り広げられた宇宙開発競争は、両国の科学技術の進歩を促進させる原動力の一つとなった。
初荷
初荷は、1月2日より多くの職業で年が明けてから初めての仕事が行われるが、荷物を運ぶことの多い商店では、その年初めて運ぶ荷物のことを初荷と呼んでいる。
農業では「農初め」、漁業では「初船」、林業では「山初め」などの言葉を用いている。
最後に
この他にも様々な記念日が制定されているので、気になる記念日を探してみても楽しいかも知れませんね。
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